7月になりました!夏です!
梅雨はどこへやら?毎日暑い日々が続きますが、みなさまいかがおすごしですか?
暑さに疲れた身体にジンワリ沁みこむ、おいしいワインはいかがでしょうか?
ミネラルたっぷりの白ワイン、夏のスタミナ食、うなぎに合う赤ワインなどなど
今おすすめしたいワインをギュギュっとつめこみました♪
① ラ・バンディーダ ホワイト 2024 (白ワイン)
生産地:スペイン / バレンシア
生産者:アネコープ
ぶどう品種:シャルドネ60%、ヴィオニエ40%
味わい:辛口
コメント:「日本発上陸!地中海の伝統に海底熟成という最新のイノベーションを融合したユニークなワイン!」
アネコープは、柑橘類の生産者として世界有数の規模を誇るバレンシアの協同組合です。
1986年よりワイン生産を開始し、伝統とモダンな技術の融合による素晴らしいコストパフォーマンスのワインは世界各国で高く評価されています。
ラ・バンディーダ・ホワイトは、地中海の深水50メートルに小さなステンレスタンクを沈めて3か月間海底熟成させたワインを5%混ぜて
つくられた、ちょっとユニークなワインです。
地中海の爽やかさとブドウ畑の穏やかな日差しを思わせる淡い金色の色調。
生き生きとした酸味がフレッシュで長い余韻へと導きます。ほのかな蜂蜜と柑橘系の香り、白果実のエレガントで丸みのあるアロマ。
クリーミーでバランスの取れた力強く、芳醇なワイン。3ヶ月間の海底熟成により爽やかなミネラルのニュアンスが加わった魅力的な味わいの白ワインです。
5月の東京試飲会でみつけたフルーティーでコスパ抜群の美味しいワインです♪
② サリエ・デ・ラ・トゥール インツォリア 2023(白ワイン)
生産地:イタリア / シチリア
生産者:サリエ・デ・ラトゥール(タスカ・ダルメリータ)
ぶどう品種:インツォリア100%
味わい:辛口
コメント:「海風を思わせるハーバル感と心地よい酸味!キリッと冷たく、心もリフレッシュ!」
タスカ ダルメリータはサステナビリティなどの社会問題に積極的に取り組み、シチリアに新しい風を吹き込む造り手です。
1830年、2人のタスカ兄弟がシチリア島の中心部に1200ヘクタールに及ぶ「テヌータ レガレアーリ」を取得したことで、名門生産者タスカ ダルメリータの歴史が始まります。
シチリアで誰よりも早くワイナリー経営をスタートさせ、1854年にイタリアの農業年鑑のモデルとなった最も古い農業工房の一つとして知られています。
サリエ・デ・ラ・トゥールは、タスカダルメリータが運営する5つのテヌータの1つで、シチリア島のモンレアレに18世紀から続く歴史あるワイナリーです。
海に近く、畑は日照とテロワールに恵まれており、健康なぶどうからハツラツとしたワインが造られています。
インツォリアは、シチリアを代表する伝統品種インツォリア種を使用した辛口白ワインで、シチリアの海と太陽を感じさせる爽やかでミネラル感ある白ワイン。
フルーティで軽やかなのに旨味も感じられるとてもバランスの良い仕上がり!魚介や野菜料理とのマリアージュにもぴったりです!
こちらも5月の東京試飲会でみつけました!暑い夏に飲みたい、バーベキューやキャンプにもぴったりの1本です!
※「サクラアワード2022」ゴールド受賞
③ メヌトゥーサロン・モローグ・ブラン 2022 (白ワイン)
生産地:フランス / ロワール
生産者:ドメーヌ・ペレ
ぶどう品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%
味わい:辛口
コメント:「ワイン界のミシュランガイド ”ル・ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス”に星付きで掲載!」
サンセールに隣接するAOC地区メヌトゥー・サロンは、1959年にAOCに認められた生産地です。
ドメーヌ・ペレはメヌトゥー・サロンを代表する生産者として「レ・ギイ・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス 2023年版」に星付きで掲載される唯一の造り手です。
メヌトゥー・サロンは東西2地区に分けられ、メヌトゥー・サロン村を中心とする西側半分はフラットな土地、サンセールに接する東半分のモローグ村は標高350mで斜面で構成されています。
ドメーヌ ペレがワイナリーを構えるのはモローグの地です。モローグの土壌はサンセールやシャブリと同様のキンメリジャン土壌で畑の標高が高く陽光は降り注ぐものの比較的涼しい気候はソーヴィニヨン・ブランに最適な栽培環境となっています。
畑は2021年からビオロジックの認証を得ており、それまでも化学肥料や除草剤は使用せず、自然に優しい造りをしておりました。
モローグ・ブランは、標高の高い7つの区画のアッサンブラージュで造られています。冷涼ながらも日光に恵まれるという地理的状況とキンメリジャン質の土壌がもたらす
白い花や柑橘類の豊かでピュアな香り、繊細で透明感に溢れ、柑橘類の香りの後にミネラルが口中を覆います。
ブレのない焦点が定まった、これからの季節にふさわしい1本です。
④ バローネ・リカーゾリ キアンティ 2022(赤ワイン)
生産地:イタリア / トスカーナ
生産者:バローネ・リカーゾリ
ぶどう品種:サンジョヴェーゼ85%、その他15%
味わい:ミディアムボディ
コメント:「キアンティの基礎を築き上げた現オーナーの祖先は、イタリア共和国の首相も務めた鉄の男爵!」
キアンティ クラッシコ地区にそびえるブローリオの城を拠点に800年以上に及ぶ歴史を持つリカーゾリ家。トスカーナを代表する名家です。
現在のキャンティの基礎を築き上げた人物こそが、「鉄の男爵」と呼ばれ、イタリア共和国の首相も務めた現オーナーの祖先リカーゾリ男爵です。
化学的な除草剤や殺虫剤を使わず、厳しい施肥や寄生虫駆除のシステムを選択し自然にやさしい農業を実践しており、所有する1200ヘクタールの敷地の70%は森林や地中海性低木で覆われ、様々な動物や植物が生息する生物多様性の宝庫です。
この土地を愛し、守り、未来へとつないで行く豊かさの意味を知っている伝統ある一族です。
リカーゾリ家の味わいを気軽に楽しめるこちらのキアンティは、グラスの中にスミレを思わせる花の香りを伴ったワイン香と、クローブやコショウ、チョコレート
野生のサクランボのスパイス香が感じられます。口に含むとキアンティらしいミネラル感、うま味がありタンニンはチョコレートを連想させ、爽やかな飲み口を生む酸のバランスに優れた味わいです。余韻が長く後口すっきりで、お食事にとてもよく合うワインです。
⑤ ルイ・ジャド マコン・ルージュ 2020 (赤ワイン)
生産地:フランス / ブルゴーニュ
生産者:ルイ・ジャド
ぶどう品種:ガメイ、ピノ・ノワール
味わい:ミディアムボディ
コメント:「酒神バッカスとともにブルゴーニュの伝統を今に伝える名門が造る、気軽に楽しめるブルゴーニュの赤ワイン!」
ルイ・ジャド社は1859年に、由緒あるブドウ栽培家としての歴史を有するジャド家のルイ・アンリ・ドゥニ・ジャドによって創設されました。
ブルゴーニュの銘醸格付け畑を多数取得しており、現在約200haの自社管理畑を所有するブルゴーニュ有数の大ドメーヌであるとともに優れた品質のワインを提供するネゴシアン・エルブールとして高い評価を受けています。
約20年以上前から化学肥料や農薬の使用を排除するなどオーガニックな取り組みを強化しており、2019年にはHVE(High Environmental Value 環境価値重視認定)の最高位であるレベル3を取得しました。
ルイ・ジャド・マコン・ルージュは、明るいルビー色、イチゴ、ラズベリーなど赤いフルーツと、微かにスパイスのアロマも感じられます。
タンニンは柔らかくなめらかな口当たり、フルーティーで飲みやすく、汗ばむこの季節も軽やかにお召し上がりいただけます。
⑥ シャトー・ローラン・ラ・ギャルド・プレスティージュ 2019(赤ワイン)
生産地:フランス / ボルドー
生産者:シャトー・ローラン・ラギャルド
ぶどう品種:メルロ75% マルベック20% カベルネ・フラン5%
味わい:フルボデイ
コメント:「果実味と深みの共演!滋味あふれる自然派の赤ワイン!旬のうなぎにマリアージュする赤!」
ジロンド河を挟んでサンジュリアンの対岸に位置するサン・スーラン・ド・キュルサックにあるシャトー・ローラン・ラ・ギャルド。
なだらかな傾斜が続くブライの土地の中でも、小高い丘の上にある約29ヘクタールの一枚畑を持ち、日当たりと水捌けのよい傾斜、ジロンドから吹き抜ける風などテロワールの恩恵を受けています。
ヴィニュロンであるブルーノ・マルタン氏は、父の代からの自然を大切にする精神を受け継ぎ
化学除草剤などは使うことはしません。現在はビオロジックを導入し、認定も受けています。
シャトー・ローラン・ラギャルド・プレスティージュは、氏のワイン造りの根底 が良く表れているワンランク上のキュヴェです。
力強い果実の濃縮感、チョコレートやカカオ、 ペッパー や香木のスパイシーさや土の香り、細やかさ のあるタン ニン、
シルキーな舌触りの飲み口は優しくも 深みとボ リューム感に富んだコート・ド・ブライでも指折りのワイ ンです。
以前うなぎの蒲焼のペアリングでご紹介した赤ワインです。先日久しぶりに飲んで、改めて美味しさを実感しました。
シルキーなタンニンが鰻の脂をさっぱり感じさせつつ、柔らかなコクと重なって奥深い味わいに!
暑さと湿気に負けないよう、美味しいワインとうなぎを食べて元気にお過ごしください!